日記:2000年4月
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 4/4 4/5 なんでこんな話が出たのかというと、珍しく英語表現の本を読んだからだ。これにはいろいろなシチュエーションでアメリカ人の発想と日本人の発想で表現がどう違うか、どんな文化的背景からこの表現の差が出ているのかが書かれていて非常に興味深かった。その本に曰く、日本では「すみません」ということで自分の位置を一段下げ、相手を立てることでお互いにちょっといい気分にさせて人間関係を円滑にするのが風習となっているからなのだそうだ。 その風習がガキの頃から我慢ならない自分はどこ人なんだと思ったが、そう説明されてもやっぱり「すみません」と言う気にはならない。相手がやってくれたことに感謝していれば「ありがとう」、自分が悪いことをしたら「ごめんなさい」、それほど悪くはないけどちょっと面倒かけたなと思ったときに「すみません」。こう書けば当たり前だし、「すみません」なんて頭を下げて言われるよりは「ありがとう」と目を見て言われた方が100倍うれしい。日本の風習がなんだか知らんが、私は絶対にいいかげんな「すみません」なんて言わないぞ。 4/6 ちなみに作品名はヒミツである。理由は、少女漫画で恥ずかしいから。ごめんなさい。 4/7 4/10 昨日はモデルルーム巡りに精を出した。起きたのは7時前後、10時に新木場まで行って、東京の東っ側をぐるぐると6時くらいまで回っていた。似たような話を数回聞いているうちにすっかり3LDKマニアになった。もう一件見るのに10分とかからないし、寸法図である程度の評価は出来るようになってしまった。 肝心のモノは、結構いい物があった。今も東京にいるときは利用する亀戸の近くで、都営線の大島とのちょうど中間、両方とも徒歩8分、首都高へもラクラクというすばらしい立地のものがあった。値段も手頃でこれ以上は望めないという額。これが探し始めて3ヶ月目だったら間違いなく銀行に駆け込んでいただろう。だが、探し初めだからかどうかはわからないが、どうも気が乗らない。他にも数ヶ所いいのがあったのだが、どうもまだ買い時ではないとカラダが判断しているようだ。 数週間のうちに物件ががらっと変わるわけもなく、3月後半から(住宅情報に)載り始めた物件のめぼしいものは大体チェックしてしまった。そろそろ買わないと来年6月入居が怪しくなるという説もあるのだが、なんとなくカンとしてはStayである。私のこういうカンはほとんど外れないので信用するのだが・・・なんでStayなんだろう? ということでとりあえず家はおあずけ。しばらくはのんびり住宅情報をモニターだ。 ところで。 4/13 4/16 もともと横浜にあることはチェックしていたので(わんこそば『たち花』の情報はこちら)、開店直後に小倉(@北九州)から来た友人とおしかけることにした。ねぎ、もみじおろし、かつおぶし、くるみの薬味の他に、二重のお膳に天ぷらや山菜、だいこんおろしなどが薬味としてか口直しとしてかよくわからないがやってきた。 「どのくらいからキツくなるんだろう」と思いながら食べていると、70杯くらいからペースが落ち始めて、80杯に入る頃にはかなり食べる意欲がなくなってきた。100杯までの道のりは長く、まさしく『99杯(本当は99里)をもって半分とせよ』という状況だった。たっぷり朝飯を食べた目の前の友人は私が90杯にも届かないうちに100杯までたどり着き、さっさとギブアップしやがった。私は結局ちょっぴり頑張って105杯まで食べ、男性は100杯以上、女性は80杯以上食べた人が書き込めるノートにコメント共々書いてきた。 さすがにその後はしばらく横になり、当分何も食べたくないと思ったものだが、夜にはちゃっかりラーメンが食べたくなっていた。そばは消化が早いのだ・・・とはちょっと違うか。 4/18 数ヶ月前に5年ぶりくらいに購入してそれ以来なのだが、相変わらず出来はすばらしい。これは私が昔大ハマリしていた作者(先日絶賛した作品の作者とは別人)。今回購入したのは10年ほど前の作品の1,2巻のリメイクで、ネタが一番ストレートなので私が最も気に入っている作品だ。その10年前から中途半端に休止していたのだが、復活してくれて非常にうれしい。 私がこの作者の作品群から受けた影響は絶大で、「なぜそう考えるの?」でなく「なぜそう感じるの?」を徹底的に考える基となってくれた。『中国人の発想 80の知恵』『北斗の拳』と並ぶ、私の人格に大きな方向性を与えた超重要文献である。しばらく「ちょっとズレてるかな?」という作品が多かったので遠ざかっていたが、またモニターせねばなるまい!! 一方で、昔読んでいたときからそうなのだが、この作者の描きたいことや表現は私の性向とシンクロしすぎて、読めば読むほど人格に強烈な影響を生んでしまう。あまり読み過ぎる(今日は一日で2巻×5回ほど読んでしまった)とせっかく今まで作ってきた人格のバランスを崩してしまうので、読むのは週に一度くらいにしよう。いや、同じくらい『北斗の拳』を読めばいいのか?? 4/23 と、ゲームの内容とは別に、体力の方でも課題はある。3ステージやった時点で腕の疲れは結構ある。一日何ゲームもやるためには相当体力を戻しておく必要はありそうだ。伝承者への道は険しい。 最後に、ゲームをやっているときには口に出さなかった決めセリフを一つ。 4/24 私はここまで年輩の方と個人的に会うのは初めてで、特に個人コンサルタントとしてクライアントと接していて感じる、いわゆる大企業でない『普通の』企業の方のニーズ、『普通の』事業会社からコンサルタントを目指そうとする壮年の方の人となり、メールマガジンやセミナーなど、自分のコンサルティング技術を発表するためにどうやって話を煮詰めていっているのかなどを聞こうと思っていた。 歓談は非常に有意義だった。私の年代では知り得ない様々な情報を得ることができ、感謝の言葉もない。特に話を煮詰めるための切り口の多さには感服したし、本当にいろいろなことに造詣が深くないといけないのだなと再認識した。その中で最もシンプルで、心に残った言葉が「自分のテーゼに対するアンチテーゼを探し尽くし、それぞれに対する自分の回答(テーゼ)を考え抜け」ということ。そのアンチテーゼを探すためにいろいろな仕事、人、文化をできるだけ多く知らなくてはならない、ということだ。彼の話を聞いて研究したい領域がとりあえず一つ二つできた。こうした研究を積み重ねて、幅広く重厚な人間になりたいと思った。 4/30 なんのことかと言えば、最近毎週末クルマを突っ走らせて探していた、新居のことである。初めて行ったエリアだったのだが、さんざん物件を見て回って、物件そのものの品質や価格に関してはほとんど一目で分かるようになっていたため、決め手は立地。主に東京の東部を探していて、「意外といいなぁ」と思っていた通りのちょっと先に見つかった。 駅との間を歩いてみて一目惚れ。何度か書いたことでもあるが、私は「なんとなく○○を実現している自分がイメージできる」で全てを決定する人間である。それが「うーん、ここで立ち読みして、ここでビデオを借りて、ここで麻婆豆腐の材料を買って・・・」と強烈にイメージできてしまったのだからもう決まったようなものだ。 現在銀行に融資の可否を問い合わせている最中だが、もはや99.99%決まったと言っていいだろう。入居は11月初頭の予定。うーん、引っ越し費用とインテリアの費用はどうしよう・・・(喜)  |